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はじめてのしいたけ選び
しいたけは、種類や栽培方法によって品質に差がでる奥深い食べ物。また、正しい調理方法を知っているかどうかで味に大きな違いがでてきます。しいたけ選びの重要なポイントや調理のコツを押さえて、しいたけ選びの達人になっちゃおう!
しいたけの力
国産の原木しいたけは、栽培方法からも分かるように味・香り・食感・安全性など優れた食材であり、魅力あるいろいろな機能性成分を多く含んだ健康食品の代表です。
食物繊維
生しいたけには3.5g、乾しいたけには41gも豊富に含まれています。これは重さの40%が食物繊維ということなのです。
βグルカン(レンチナン)
しいたけにはレンチナンというβグルカン(高分子多糖体)が含まれています。
「体調が悪いときは、乾しいたけのもどし汁を飲めば治る」といった民間での言い伝えが、広く行われるようになりました。
ビタミンD2
しいたけはビタミンD2の宝庫として知られています。例えば、牛乳や生レバーと比べて生しいたけは約7倍、乾しいたけの場合はなんと50倍以上もビタミンD2が含まれています。
グアニル酸
グアニル酸はしいたけに含まれる旨み成分です。昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸と並んで三大旨み成分のひとつに数えられています。
エリタデニン
しいたけ特有の成分で、マッシュルームの100倍含んでいます。
生活習慣が気掛かりで体調に不安のある方にはぴったりの成分です。
さらに、しいたけやきのこの魅力・はたらきについて詳しくお知りになりたい方は(一財)日本きのこセンター、または日本特用林産振興会のホームページをご覧下さい。
品質の見抜き方
しいたけは「原木栽培」と「菌床栽培」のどちらを選べば良いの?しいたけ栽培には原木栽培と菌床栽培があります。
●原木栽培
食用の栽培きのこの多くは、自然の中では枯れた木に生えています。
日本産の原木乾しいたけは、天然のものと同じく枯れた木(原木=げんぼく)に、しいたけ菌を植え付け、森林の力を充分に活かした、自然により近い栽培方法によって生産されています。
農薬や化学肥料は使用しません。栽培の労力は掛かりますが、味・食感はやはり別格です。
●菌床栽培
オガくずを主成分にフスマ、米ぬかなどの栄養材と炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの添加剤を 加えた培地(菌床培地)に植菌する栽培方法です。
施設の中で栽培するので、年間を通して収穫が望めますが 培地の安全性が重要になります。
菌床栽培の方がお手軽ですが、
原木栽培しいたけを一度味わったらやみつきになります。
当店は、品質を重視した原木栽培しいたけ専門店です。ぜひ当店のしいたけを味わってみてください。
「干ししいたけ」と「生しいたけ」、どっちを選べばいいの?使いやすさも大事ですが、栄養価も考えて選んでいただく事が大切です。
生しいたけの方が新鮮さもあり、戻す手間もなくさっと料理に使えるので、好まれる方が多いかと思います。乾しいたけは乾燥させて保存食とした物です。
生しいたけの方が現代の忙しいご家庭には適しているかと思われそうですが、栄養素でみると例えばビタミンD2は生しいたけは、牛乳や生レバーの約7倍含まれているのに対し、乾しいたけにはなんと50倍以上もビタミンD2が含まれています。
また食持繊維は生わかめ100g中に3.6g含まれていますが、乾しいたけには41gも含まれています。
しいたけは肉の厚い方がいいの?普通は厚いものの方が美味しそうに感じますが・・・。
柄の短いモノを選ぼう!柄が短く、ずんぐりむっくりしたものを選びましょう!
柄が短く、ずんぐりむっくりしたものを選びましょう!
柄の短いしいたけは、寒い時期に育ったものです。
ゆっくりじっくり時間をかけて育っているので、肉厚で歯ごたえがよく、味わい深く美味しいしいたけなのです。
重いモノほど美味しさが詰まっている!見た目が同じでも重たく、傘の巻きの強いものがGOOD!
1つ1つ手にとって選ぶのが難しいときは、数量のすくない物を選ぶのもコツです。
一般的にしいたけは、グラム売りされているので、同じグラムでも数の少ない物の方が、上質のしいたけが入っているのです。
また、傘の巻きの強いものほど肉厚で旨味が凝縮されています。
その他のポイントこれまで書いた以外に・・・
表面に傷などがなく艶があるものや、傘の裏側がやや黄色で、ヒダに黒いシミや傷がないものを目安に選んで頂けるとよいでしょう。
美味しく仕上げるコツ
干ししいたけの場合
使う前には天日干し
乾しいたけも水戻しする前にヒダを上にして日光に約2時間ほど当てるだけで、ビタミンD2の含有量は数十倍に跳ね上がります。一度出来たビタミンD2は、常温でも1、2ヶ月は安定しています。
ちょっとしたひと手間もより良く栄養を取って頂く為の工夫です。
水戻しは重要なステップ!
しいたけ料理の出来栄えを左右するといっても過言ではないほど、「戻しステップ」にはこだわってほしい。テレビ番組などでは、「簡単!電子レンジで3分!」と紹介していることもあるが、せっかくの旨み成分を殺してしまいます。こだわり派のあなたには、おすすめしません。
どうか、美味しいしいたけの為に、冷蔵庫でじっくり時間と手間をかけてください。
夏場は冷蔵庫の中で戻しましょう!
5月~10月の温かい時期は、冷蔵庫の中で水戻ししてください。水温が25度以上になると、味が苦くなってしまいます。
昆布を入れると、旨み成分大幅アップ!
水に5cm角程度の昆布を一緒にいれて戻すと、しいたけのグアニル酸と昆布のグルタミン酸の相乗効果で美味しさがアップします!
しいたけステーキなど、肉厚しいたけをつかった洋風料理なら、コンソメスープで戻すと味を吸って美味しい料理ができます!
一度にたくさん調理するほうがGOOD!
乾しいたけは、一度に一袋全部調理するのが、調理の達人!
少量ずつ調理するよりも、美味しい料理ができます。
柄も捨てずに取っておいて下さい。
かつお節や昆布と一緒にミキサーにかければ、手作り粉末だしの出来上がり!
干ししいたけの保存方法
乾しいたけは湿気に弱く、一度戻ると味、香りが損なわれます。湿度の低い冷蔵庫に入れて低温保存するか、袋や缶などに乾燥剤と一緒に入れて密封すれば常温で保存できます。 長期保存した乾しいたけは、天日干しにするとビタミンD2も増し、美味しさが戻ります。
生しいたけの場合
生しいたけの「美味しい食べ方」
生しいたけも調理する前に、天日干しするとビタミンD2が増します。
生しいたけはそのまま焼いたり、鍋に入れて食べられる方が多いと思いますが、美味しく食べるヒントをご紹介します。
●焼きしいたけの場合
しいたけは柄の部分もおいしく、その歯ごたえが好きな方も多いと思います。 柄から2つに裂いて傘を下にして焼くと良いです。
してポイントはひっくり返さずに焼くこと!じっくり焼いて水滴が出てきたら食べごろです!
●鍋の場合
寒くなると日本人なら誰もが食べたくなるお鍋。 ポイントはいつ鍋に入れるのかということ。水から入れるのが正解です。 水の状態から入れて、加熱・調理するとグアニル酸という旨み成分が10倍以上に増えます。反対に沸騰中に入れると酵素が壊れて旨み成分の生成量が少なくなってしまいます。
生しいたけの場合は、水から入れる!
煮物など生しいたけを調理する時は、水から入れましょう。
水温が60度を超える瞬間が一番出汁が出るとされています。
生しいたけの賞味期限は?
ヒダが変色したり茶色いシミが出たら、痛みはじめのサインです。ただ半分に切って断面が白くて、すっぱい匂いがしなければOKです。
生しいたけの長期保存方法
生しいたけも保存は可能です!!
新鮮な時にビニール袋に入れて、冷凍庫で保存してください。使用する時は、半解凍の状態で調理すれば大丈夫です。