こんにちは。へるしいたけ店長の山根です。この冬は寒い日が続きますね!
へるしいたけの事務所がある鳥取でも、久々にまとまった量の雪が降って大変です。でも、この雪が鳥取県の肉厚な原木しいたけを作るために重要なのです。そういう意味では楽しみな年でもあるんですよね。
本日はそんな寒い日にピッタリ。乾しいたけのお出汁を活かしたオススメの薬膳スープをご紹介します。
—目次—
Ⅰ.材料(4人分)
- 乾シイタケ(小葉) ……8枚(短冊切り)
- 手羽元(または手羽先) ………………8本
- 長ネギ……………………………………1本 (斜め切り・青い部分は4㎝程度のざく切り)
- 生姜…………………… 50g程度(薄切り)
- にんにく……………………… 4片(薄切り)
- クコの実(あれば)…………………… 数粒
- 黒すりごま……………………… お好みの量
- 塩………………………………………… 少々
- 胡椒……………………………………… 少々
- ごま油………………………………大さじ2杯
- 料理酒………………………………… 100㏄
- 水(椎茸の戻し汁含む) …………………1.8ℓ
※ 戻し汁の量はお好みで調整してください。
Ⅱ.下準備
- 乾シイタケは冷蔵庫で一晩かけて水戻ししておく。
※ 低温乾燥しいたけなら、お湯戻し15分でOK! - 野菜を切っておく。
- 調理を始める頃にクコの実を水で戻しておく。
Ⅲ.とっても簡単!乾しいたけを使ったほっこりあったか薬膳スープの作り方
- 鍋にごま油をひき、手羽元に焼き色がつくまで焼き、長ネギを入れて軽く炒める。
- 干しシイタケ、にんにく、生姜、水(戻し汁と合わせたもの)を入れてひと煮立させる。
- 料理酒、黒すりごまを加え、15分程度煮る。
- 塩・胡椒で味を調える。
- 器に盛り付け、クコの実をのせる。
Ⅳ.体を温めるには最適のスープ!
からだを内側から温めるレシピです。生姜やネギには体を温めて寒さをちらす作用があるため、冷え症、冷えからくる頭痛や腹痛などの症状緩和・改善をサポートしてくれます。また、体を温めることで発汗を促し、血行の流れもよくしてくれます。
シイタケや鶏肉は、薬膳の考えでは「気(エネルギー)」を補う効能を持っているとされています。体を温め、さらに気を補うことで、薬膳の言葉でいう「邪気(細菌、ウイルス)」を体に侵入させない抵抗力のある体へと導きます。
薬膳では冬は黒色の食材をとると良いといわれています。きのこではキクラゲやシイタケが含まれます。今回使用する黒ごまも“腎”の働きを補い老化をゆるやかにしてくれる効能を持つので、冬にはぜひ取り入れたい食材です。
↑ 今回ご助言を頂きました中医薬膳指導員さんによる解説です ↑
まだまだ寒い日が続きます!しっかり食べて元気に乗り切りましょうね!